ホントはアイドル大好きなのさ

plagio2004-09-29


実はおいらは何を隠そう、バブルガム・ポップスが大好きなのです。バブルガムと書くとオシャレさんに勘違いされるかもなんで、(往年の)アイドルものと言い換えてもいいです。それも何故かファミリーもの、兄弟ものにめっぽう弱い。
米国では60年代後半から70年代初頭にかけ、ご存知ジャクソン・ファイブの成功により、オズモンズ、デフランコ・ファミリー*1パートリッジ・ファミリーなど家族もの、兄弟もののバンドがそれこそ雨後のたけのこのようににょきにょきと現れ、そして散っていったのです。珠玉のメロディを残して。

そんな甘酸っぱくて素敵なメロディは、僕らのウキウキバンド、(ウィックト)ウィッキーにぴったりんこなのさ!と思い、バンドの練習用の音源を求めに(まぁ要はコピーするっつーことだ)HMVに行ってきたわけです。で、びっくりしたのは、これらも結構CD化されて、しれっと店に置かれていたこと。正直コンピでしか手に入らないと思っていた。今日、21:30時ごろ、渋谷のHMVの3Fで「キャー☆」とか「ギャー!!」とか騒いでいたスーツ姿の怪しい中年を目撃された方がいたとすればそれはおいらです。

で、今日購入した一覧は以下のとおり。

『青春のポートレートデヴィッド・キャシディ
ASIN:B0000V4MDK
TVドラマ、パートリッジ・ファミリーの超人気アイドル、デヴィッド・キャシディのソロ一作目が世界初CD化!コレ初めて聴いた。デヴィッドがアイドルを脱皮しようとして「本格」を目指した作品なので「どーなんだろなー、多分しょーもないだろなー」と思ってたのだが、コレがあーた、とっても素晴らしいのですよ!今回一番の当たり。正直デヴィッドの声はあんまし好きじゃないのだが、曲とアレンジが見事。特にB面。山下達郎もビツクリのかなり良質のウェストコーストサウンドなのですよ。しかもちょっぴりファンキー。プロデューサはデヴィッド本人と6人目のビーチ・ボーイズこと、ブルース・ジョンストン。

『the definitive collection』デヴィッド・キャシディパートリッジ・ファミリー
ASIN:B00003TFNR
パートリッジ・ファミリーのベスト。当然『悲しき初恋』入り。

『Osmondmania!』 オズモンズ・ファミリ−
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ダニー・オズモンド、マリー・オズモンド、オズモンズ名義の曲を集めたのオズモンド・ファミリーのベスト盤。初期はかなりジャクソン・ファイブの影響(つーか真似)がプンプンする。オズモンズのクレイジーでへヴィメタルなファンキー・チューン『クレイジー・ホース』入り。

『Greatest Hits』ショーン・キャシディ
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デヴィッド・キャシディの弟。こいつはなかなかロック魂があるやつだ。まず声がいい。曲によってロディ・フレイムの声になったり、トム・ヴァーレインの声になったりなかなかの特技の持ち主なのだが、その危うい切ない声にかなりソソられる。うろ覚えだがトッド・ラングレンプロデュースのアルバムではボウイの『レベル・レベル』のカバーをやっていて、オリジナルよりいいかも、というなかなかかなりのレベルでカッコよかったのだ。

あと残念ならがCD化はされていない(まぁなんかのコンピには入っているだろう)ため今回購入できなかったが、同じくファミリーもの、デフランコファミリーの『恋のハートビート』*2は、ほんとにほんとに気が狂いそうに甘い素敵な曲です。機会があったら聴いてみてください。

その他バンドのカバー候補はHANSONの『キラメキ☆mmm(ンー)bop(バップ)』と米国が世界に誇る恐るべき大変態兄弟、スパークス様の『アマチュア・アワー』ですな(両方大マジ)


■参考サイト

オズモンズ紹介ページ
http://www.tees.ne.jp/~takaki/os.html

パートリッジファミリー紹介ページ
http://www.geocities.com/tamaneko99/72.htm

フランコファミリー紹介(上から2つめ)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/oldies60s-80s/ggo/goody021.htm

ショーン・キャシディー
http://www.excite.co.jp/music/artist/79002/

デヴィッド・キャシディーCD化について
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=5629

*1:彼らの日本公演ではフィンガー・ファイブとジョイントで行ったらしい

*2:アナログ7インチシングルのタイトルは『ハートビートはラブビート』だったような気がするがおいらの気のせいか?