駄目ジャケ100選 第三弾 可愛いらしくない犬

plagio2004-09-30


Pavlov's Dog / Pampered menial

CD屋の店頭で「キャーこの犬かわいい★」って思わせて、彼氏にねだったり、買うぞ!と決めたCDを諦めたりして他のCDと一緒にレジに持っていかせられる、優れたマーケティング手法でおなじみの犬ジャケ業界であるが*1その犬ジャケビジネスを震撼させた異色な一枚。

小説は戸川幸男の「高安犬物語」、テレビは「名犬ラッシー」、映画は「南極物語」で育ったそんな大の犬好きのこのぼく*2を0.02秒で奈落の底に一気に叩き落し、陰鬱な気分にさせてくれるこのジャケット。パブロフの犬だからってこんなにでぶった不細工犬使うことないじゃないかぁ。全く。プログレの人たちは人を不機嫌にさせることしか考えてないのか。プンプン。
俗に犬ジャケにハズレなしと言われるが、果たしてコレ見てジャケ買いする人がいるのだろうか?疑問です。
音は超高音の金属質なオペラ風ボーカル以外、結構オーソドックスです。メロトロンも全面に使われてます。

*1:その最たる犠牲者がおいらであることは言うまでもない

*2:しかし『さよなら、クロ』のボケ映画だけは許しがたかった。そんなチンカスのような人間模様を撮ってないでクロたんをもっと映せ!カスがぁ。と思ったもんだ。