2005年に聴く独身貴族音楽合戦
最前線で働くエリート独身企業戦士が今週一週間のハードな仕事から解放されるため、金曜の夜9時に一人自宅で聴く最適なバチェラー・ミュージックとは何か?を実験してみました。
おいらは独身だけど窓際サラリーマン*1なのでエリート気分を味わいたい。そこで軽くシャワーを浴びた後ガウンをまとい、左手にモンテクリストのシガー、右手には大振りのリーデルのグラスに注がれたブルッネロ、というコスプレで試してみたです。ちょとお金かかったデス。
ジャンル、実験アルバムは以下の通り。
■実験曲
- インテリポップ系(フィル・コリンズ/ノージャケット・リクワイアード)
- ハードロック系(モーターヘッド/ベスト)
- モダンジャズ系(エリック・ドルフィー/アウト・トゥ・ランチ)
- 演歌・和製モンド(オムニバス/魅惑のムード☆秘宝館)
- ラウンジ系(レス・バクスター/アフリカン・ブルー)
- J-POP系(沢田研二/MIS CAST)
- ニューミュージック系(一風堂/LUNATIC MENU)
- エレクトロダンス系(ペット・ショップ・ボーイズ/ディスコ)
最近の曲がなくてすみませんです。エレクトはどうしてもこうなっちゃうのです。
まぁツッコミどころは多々あると思いますが、おいらにとって小田和正も荒井由美も土屋昌巳も大してかわらないんだよ!(USO)
さて、その結果ですが、めんどくさいけどいっこいっこ書いていくよ。
- アーティスト: Phil Collins
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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今回の優勝候補。映画『アメリコン・サイコ』の原作では、インテリ・サイコ野郎がしきりとフィル・コリンズの薀蓄を一章に渡り語るシーンがあるため、とってもマッチするだろと思っていたのだが意外と肩透かし。2005年の都会の貴族にはペラペラに聴こえてしまうのであった。
- アーティスト: モーターヘッド
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1997/03/21
- メディア: CD
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伏兵。が、意外と合うではないか!こういうカッコしてるがその身プロレタである反動もありかなり高得点。このカッコでヘッドバンキングはかなりインテリ疑似体験。ただ単調なのが難。
- アーティスト: エリック・ドルフィー,フレディ・ハバード,ボビー・ハッチャーソン,リチャード・デイヴィス,トニー・ウィリアムス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
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出だしすげーはまった。孤高の変態感な気分に。が、変拍子&フリーキーの難解なノリが続くとノーブルでエスタブリッシュでスノッブでミーハーなおいらはちょっと萎え気味。ガウンと合わない。
- アーティスト: オムニバス,谷ナオミ,牧麗子,松本ルミ,水原ゆう紀,アイ・アバンティ,あい杏里,辺見マリ,牧村純子,司美智子,應蘭芳
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/11/12
- メディア: CD
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苦笑。対象外。
- アーティスト: レス・バクスター
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2000/09/21
- メディア: CD
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これも最初は優勝候補。だがパンチがない。E系ではなくシンナー系が気分。◆沢田研二
ビンゴ!これだと思った。似非スノッブシチュエーションにぴったり。カッコイ杉。
♪俺は黒いシューズ 君は首にビース。ラジオからはクレイジーでグルービーなNews。
歌詞にもやられたです。
- アーティスト: 一風堂
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1995/09/21
- メディア: CD
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うぉ。かこれもなりイイ!和太鼓ファンク。トーマス・ドルビー、トーキング・ヘッズ、アート・オブ・ノイズを彷彿とさせるエロクトロニック・ビートが揮発的に煽る。歌謡曲もやってて下世話感がGoo。
- アーティスト: Pet Shop Boys
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 1988/01/04
- メディア: CD
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なんとなんと。すべてが完璧。「サバービア(フルホラーバージョン)」は明らかに師匠マイケルの「スリラー」のストーリー性を踏襲してる(音楽的には破綻してるが)し、半分小ばかにしたような歌詞なんかも驚くほど今の状況にフィットする。歌詞もペナペナだけど音楽的にもペナペナ。でも厚い。し、熱い。これぞ貴族だぜ。
というわけで
1位:PSB/DISCO
2位:沢田研二/MIS CAST
3位:モータヘッド/ベスト
ということで終了。時間をかけたわりにお粗末。
*1:最近物理的にも窓側の席に移動させられたのです。