2005年に聴く独身貴族音楽合戦

plagio2005-02-24


最前線で働くエリート独身企業戦士が今週一週間のハードな仕事から解放されるため、金曜の夜9時に一人自宅で聴く最適なバチェラー・ミュージックとは何か?を実験してみました。
おいらは独身だけど窓際サラリーマン*1なのでエリート気分を味わいたい。そこで軽くシャワーを浴びた後ガウンをまとい、左手にモンテクリストのシガー、右手には大振りのリーデルのグラスに注がれたブルッネロ、というコスプレで試してみたです。ちょとお金かかったデス。
ジャンル、実験アルバムは以下の通り。

■実験曲

  1. インテリポップ系(フィル・コリンズ/ノージャケット・リクワイアード)
  2. ハードロック系モーターヘッド/ベスト)
  3. モダンジャズ系(エリック・ドルフィー/アウト・トゥ・ランチ)
  4. 演歌・和製モンド(オムニバス/魅惑のムード☆秘宝館)
  5. ラウンジ系レス・バクスター/アフリカン・ブルー)
  6. J-POP系(沢田研二/MIS CAST)
  7. ニューミュージック系(一風堂/LUNATIC MENU)
  8. エレクトロダンス系(ペット・ショップ・ボーイズ/ディスコ)

最近の曲がなくてすみませんです。エレクトはどうしてもこうなっちゃうのです。

まぁツッコミどころは多々あると思いますが、おいらにとって小田和正荒井由美土屋昌巳も大してかわらないんだよ!(USO)

さて、その結果ですが、めんどくさいけどいっこいっこ書いていくよ。

No Jacket Required

No Jacket Required

フィル・コリンズ
今回の優勝候補。映画『アメリコン・サイコ』の原作では、インテリ・サイコ野郎がしきりとフィル・コリンズの薀蓄を一章に渡り語るシーンがあるため、とってもマッチするだろと思っていたのだが意外と肩透かし。2005年の都会の貴族にはペラペラに聴こえてしまうのであった。

ベスト

ベスト

モーターヘッド
伏兵。が、意外と合うではないか!こういうカッコしてるがその身プロレタである反動もありかなり高得点。このカッコでヘッドバンキングはかなりインテリ疑似体験。ただ単調なのが難。

アウト・トゥ・ランチ

アウト・トゥ・ランチ

エリック・ドルフィー
出だしすげーはまった。孤高の変態感な気分に。が、変拍子&フリーキーの難解なノリが続くとノーブルでエスタブリッシュでスノッブでミーハーなおいらはちょっと萎え気味。ガウンと合わない。

魅惑のムード☆秘宝館

魅惑のムード☆秘宝館

◆魅惑のムード☆秘宝館
苦笑。対象外。

アフリカン・ブルー

アフリカン・ブルー

◆レス・縛スター
これも最初は優勝候補。だがパンチがない。E系ではなくシンナー系が気分。

MIS CAST

MIS CAST

沢田研二
ビンゴ!これだと思った。似非スノッブシチュエーションにぴったり。カッコイ杉。
♪俺は黒いシューズ 君は首にビース。ラジオからはクレイジーでグルービーなNews。
歌詞にもやられたです。

LUNATIC MENU

LUNATIC MENU

一風堂
うぉ。かこれもなりイイ!和太鼓ファンク。トーマス・ドルビー、トーキング・ヘッズアート・オブ・ノイズを彷彿とさせるエロクトロニック・ビートが揮発的に煽る。歌謡曲もやってて下世話感がGoo。

Disco

Disco

ペット・ショップ・ボーイズ
なんとなんと。すべてが完璧。「サバービア(フルホラーバージョン)」は明らかに師匠マイケルの「スリラー」のストーリー性を踏襲してる(音楽的には破綻してるが)し、半分小ばかにしたような歌詞なんかも驚くほど今の状況にフィットする。歌詞もペナペナだけど音楽的にもペナペナ。でも厚い。し、熱い。これぞ貴族だぜ。

というわけで
1位:PSB/DISCO
2位:沢田研二/MIS CAST
3位:モータヘッド/ベスト
ということで終了。時間をかけたわりにお粗末。

*1:最近物理的にも窓側の席に移動させられたのです。