高速道路が1000円なので家族で飛騨高山まで日帰りで行ってきた

やることもない独身中年貴族なもので、とりあえず実家に帰ったんだけど案の定やることなくて、テレビつけっぱで、朝飯食いながら、雑談という雑談もせずになんとなしの状況だったんだけど、高速道路1000円の話題になってとりあえず、実家にいる家族3人でとりあえず高速乗ってどっか出かけようということで9時過ぎにあてもなく(岐阜のほう)に行こうということで車に乗った。なんかITというか機械に超弱い親がETC取り付けて、ETCカードもGETしたようだし。確かに家でごろごろしてても埒も明かんし、まあいいかと。

運転は親父なんだけど、僕は車もってないので道なんかようわからんし、そもそもこの10数年で中部地方の高速道路や道路がどれだけできたか(拡張されたか)もようわからんし、そもそも愛知県に住んでいながらも岐阜ってあんまり行ったことないのでどこ行きたいといわれてもようわからんし、なんとなく生返事してただけなんだけど、そもそも父親が連れて行こうと思っていた「昭和村」なるものは言葉では言わんかったものの興味も湧かんし(でもとりあえずどっか連れて行きたいという気持ちはわからんでもないし)、とそんな状態の中、母親が急に「昭和村なんてお土産買って帰るだけで面白くないわ」なんてこの期におよんで直球ストレートパンチ繰り出してきやがった。当然車内は紛糾。

じゃどこへ行く?ということになり、当初の目的地からはかなり遠いんだけど、こっち方面だと飛騨高山は僕は行った事ないんで、ちょっと遠いけどなんとなくそっち行こうかということに決まった。ホントは1000円で行けるところまで行っちゃおうぜ、というのが田舎ものの保守人間で貧乏性の親とその遺伝子を忠実に受け継いだその子である僕の裏本音だろう。難なく行き先はロックオンされた。合議というわけでなく血によって。OKあとはそこに行くだけだぜ*1

で、小旅行のプロセスがすんなりいったかというと実はそうではまったくなく、まず出だしからつまづいた。親としては初めてETCゲートをくぐるETCデビュー。ICのETC専用入口にさしかかり、「こっちから入らんとあかんよ」とか車内は軽いパニック状態のままおそるおそる減速して入っていったのだが、ゲートがうんともすんともいわん。後続車アリ。車は立ち往生。さすがにやべぇと思って、あーそういやおいらもETCカードは財布に入ってたっけ?と思いとっさに親が自分で装着していたETCカードを抜き去り、自分が持っていたETCカードを機械に差し込む。と同時にこのパニック状態を機械が察したのか、はたまたインサート・マイETCカードが功を奏したのかゲートがオープンした。「臨時カードをお取りください」的なアナウンスとともに。危機一髪。

親は一安心。だが、物事の本質にまだ気づいていない。そう。つまり今日は「ETCカードに限り」どこまでいっても1000円Dayであること、イコール臨時カードの場合通常料金であることに*2
で、議論はIC入り口のアクティベーションはおいらのETCカードだったのか、はたまたタッチの差で通常の入り口チケットだったかの議論でまたもや紛糾。これがどっちかで、正規料金払ってまでして飛騨高山なんか行かない!とかそんなんごねれば(説明すれば)いーやんとか、どっちか確かめるために、1000円ん捨て金に次のICでまず降りてみようとか。

そんな状態で飛騨高山まで行って、やったことは焼きそばを食べたことだけでした。

ついたのは結局1時ぐらいで、入ったのはべたべたな焼きそばや。


いい感じの店構え。焼そば ちとせ。



親は2人とも大盛り頼んじゃった(というか俺が頼んだ)が、これが結構な量。フツーでは食いきれん量(もちろん3人で手分けしておいしく最後までいただきました)。


親は看板で焼きそばがいいとか言い出したので、僕はラーメン定食を食べました。めちゃめちゃ細麺のちぢれ麺。正直すぐのびる。ある意味いい意味で細めんのインスタントみたいな味。スープはあっさりでなかなか旨かった。でも、焼きそばとラーメンの麺をおかずにご飯を食べてると正直辛くなる(自業自得だが)。

たぶん地元の人にとって日常の(&懐かしい)味なんでしょうね。尾道の朱華園のように。僕にとってはスガキヤのラーメンのように。

次、飛騨高山に遊びに来たときも多分たぶんくる。ここは。

あとスーパーで買った鮎もおいしかったです。
えっと何しに来たんだっけ?

*1:付いた後のことはもちろんまったく考えていない。

*2:まぁ実際ETCカードを使って乗ろうとしたわけなんでいくらでも「1000円しか払わん!」という言い訳は立つのであるが。