ジャズ・ポップス編

モテたいモテたいといい続けて早2ヶ月、なんか現実世界でも救いようがないほどモテなくなってきているような気がするため、路線を大幅に変更。おしゃれの極北に位置するおいらが、ありったけの珠玉のおしゃれ音楽をご紹介・指南し、そっち側のパーリー大好きおしゃれ人間の仲間入りをしちゃおうという企画。
なんかおいら、ニューウェーブプログレ、ノイズと3大暗黒音楽好きだと思われているフシも感じられるが、ホントはそんな根暗な小難しい音楽なんて好きじゃないやい!キャプテン・ビーフハートやコントーションズやNEU!ジョン・ケージなんて喜んで聴いているような連中とははっきりいって全くコミュニケーションできませんのでそのつもりで(この企画内では)。
というわけでOLに迎合する企画の始動だ!。

まず第一回目はJAZZ編。何故、JAZZ=おしゃれという符号がつくようになったのかは個人的には甚だ理解しがたいがまぁそれは置いといて、ここはOLに人気の軽めで爽快感満載でポップスの延長として聴けるものをエレクトしました。モロジャズではなくジャジーでもなく、ジャズなポップスという基準。イメージとしてはドリカムの次に聴いても違和感がなく且つドリカムよりCOOLじゃん(死語)と言われると思われるやつデス。

んで「買ったはいいけど、どんなシチュエーションで聴いたらよいのかわかんな〜い」というそんな世間知らずで手間のかかる素敵な貴女のために、今回は特別にそれぞれのアルバムの気持ちのよい聴き方事例もご紹介だっ。

ポップ・ポップ

ポップ・ポップ

リッキー・リー・ジョーンズのJAZZスタンダードのカバー集。91年作。舌ったらずリッキー・リー・ジョーンズの声が、ジャンゴばりのアコースティックギターに絡み付いてなんとも気持ちがいい。アコギ、ウッドベースアコーディオンといった非常にシンプルなバンド構成。ジミヘンのカバーの4とクールな8がおすすめ。1,400円セール中。
■こんなシチュエーションにぴったり
休日の午後、お気に入りのカップにとっておきのアールグレイをなみなみに注ぎながら、ひとりっきりで自分を励ましながらアンニュイな時間を潰すのにうってつけ。



Rotters Club

Rotters Club

マッチングモールなどのカンタベリー系の連中が集まって作ったアルバム。75年作。一歩間違えばどろどろプログレの世界になってしまうところを、逆にポップの方向に昇華させてしまった驚くべきポップセンス。スタイリッシュという言葉はこの楽曲のためにある!ジャケも素晴らしい。最近紙ジャケの日本盤が再発したようなのでライナー読みたい人はこちらを。
■こんなシチュエーションにぴったり
彼氏をはじめて自分の部屋に呼んだときに、さりげなくかけるのがGOOD。貴女のその素晴らしいセンスに、彼氏はいきなり襲ってくるか、チンポが立たなくなるかどちらかでしょう。



アイム・ヒップ

アイム・ヒップ

若手(っつてももういい年のオヤジ)本格派JAZZギタリスト。お父ちゃんもJAZZギタリストという由緒正しい家系に育ったジョン・ピザレリJr。本格的なジャズメンであるはずなんだけど、なんかずれてるというのか、中途半端な感覚(都会的でもないし、とはいえ田舎臭くもない。演奏も上手いんだけど上手いとは思わせられない。ロックっぽいわけでもないがモロジャズな気もしない。)があって個人的にはとっても好き。ギターも軽やかで、軽快な演奏に、チェット・ベイカーを意識したような中性的なヴォイスがとても心地よくはまる。特に「ROUTE 66」は泥臭さを遺しながらも見事に洗練された逸品。数多くの歌手、演奏家がこの曲をプレイしてるが個人的には彼の「ROUTE 66」がベスト。「I’M HIP」もヒップでよろし(彼ほどこの歌が似合う人はいないと思う)。

■こんなシチュエーションにぴったり
これは単純に晴れた日に、コンバーチブル全開で聴くのがGoodだわさ。



チェット・ベイカー・シングス

チェット・ベイカー・シングス

説明は不要だろう。世紀の女ったらしジャンキー野郎の奇跡のアルバム。甘い。甘い。甘い。とにかくスイート。耳元でチェットがささやいているようなこのアルバムの前では心も体も溶け出すこと必至。男が聴いてもセクシー。
■こんなシチュエーションにぴったり
オナニー。