ペイネ 愛の世界旅行

DVDで「ペイネ 愛の世界旅行」を観た。バレンチノとバレンチーナ（＝ペイネの恋人）が「本当の愛」を探して文字通り時空を超えて*1世界中（20カ国。当然日本も登場）を旅するというアニメーション。74年作。フランスのイラストレーター、レイモン・ペイネ作。めんどくさいから詳細はこちら。
http://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/cinema/pane/index.html

時代が時代だからなんだろうけど、キャッチコピーが「戦争反対！恋愛賛成！」ですぜ。旦那。はっはっは。なんじゃそれ。しかも本気なのかカリカチュアとして遊んでるのか判然としないしね*2。とにかく不思議な映画。映像もサイケデリックというか70年代に幼児時代を過ごし絵本を読みまくった方なら「なぁ。いわんでもわかるやん」と肩をたたいて回りたくなる様なマジカルな感じ。ごめん。言語化能力なくて。

いや。ね。素直に本音を書く。これは本気で本気でとっても素敵。キュンときちゃいますよ。特にこんな時代にはね。2回続けて見ましたよ。「ラブ＆ピース」なんて恥ずかしい標語は幻想だとわかっちゃてるくせにどっかで「いや実はそれアリなんじゃねぇか？最近マジでそう思うよ」などと居酒屋で管巻きながら語っちゃってるヤツ*3こそなおさらキュンと来ること間違いなし。それは言いすぎだけど、まじめにこれはホントにホントにホントにすべての大人に観て欲しいと思います*4。
モリコーネとアレッサンドローニの音楽もとっても素敵です。amazonでサントラ即買しましたです。

エンドクレジットの最後に出てくる言葉を引用します。意味は内緒。是非観て確かめてください。

「…Peccato Che Sia Stato Solo un Sogno.」
※この言葉ですべてが氷解した。

ペイネ 愛の世界旅行 [DVD]

*1:イエスとかダビンチとかドン・キホーテとか歴史上の人物もガシガシ登場する

*2:嘘。100%本気なのは観ればすぐわかる。

*3:俺のこと？

*4:余談だが結構お色気シーン満載。