ナチスが夢見た桃源郷か?GALA湯沢

今日日帰りでGALA湯沢にスキーに行ってきました。それがそれがもうびっくりなのですわ。
東京駅7時24分発の新幹線に乗り込み、9時前にGALA湯沢駅に到着。ここまではいい。ここまでは普通。案外近いもんやね、ぐらいの気持ち。
で、ビツクリなのはJRの新幹線の改札を出た瞬間に、待ってました!とばかりにてぐすね引いていきなりサービスカウンターが現るわけです。そこまでの距離徒歩13歩。時間にして10秒。そこで旅行会社で買ったチケットをリフト券やレンタル割引券に交換して、駅構内をするするっと歩くとレンタルスキー屋出現。ここでスキーを借り、ロッカールームで着替えた後、その構内を奥に歩いていくと山頂1000mへの天国行きのゴンドラが現れるという仕掛け*1

つまりJRのGALA湯沢駅=一大スキー施設なのだ。

家を出発してからの軌跡をたどってみると、最寄駅の池尻大橋の駅で電車に乗ってから、ぷぷぷぅっとへらへらしてたら3時間後には山頂にいちゃったりするわけなのです。家から一歩も土を踏まず、ずっと屋根付で、いきなりゲレンデでスキーしちゃってるわけなのです。

こういう経緯だったので、ココ、間違いなく新潟県なわけですが、新潟にいるというリアリティが全然ない。東京の延長の感覚。一方、それでもって間違いなくココ、新潟なわけですからひとたび外に出ると自然が一杯なわけです。
あれあれ?これこれ、この感覚なんだろ?と思っていたら、ナチスアウトバーン構想と似てねぇか?と思ったわけです。平日は都会で効率の良い生産を行い国力を高めるとともに、休日は家族と自然の中でレジャーを楽しむ。そのインフラがアウトバーンであり、フォルクスワーゲンであった。そしてその結果、国内の境界線がなくなりヨーロッパ諸国の国境もなくなる、と。

GALA湯沢の場合、「東京(都会)の拡張」というのが多分近いと思うが、根底の思想は決して遠からずと感じたのであった。

ちなみに、この施設これはこれでとってもアリだと思います。まず近いし、中級者コースとかに行けば人もそんなに多くないし雪もめちゃめちゃ悪いわけではないし、コースも案外楽しめますし、飯も悪くない(寧ろ旨いと思える部類のカツ丼が1,000円)です。土日はめちゃ混みするらしいが、今日はそんなに混んでなかった(昨日吹雪で閉鎖だったらしいのでその影響か?)。レンタル4500円、ロッカーは1000円と高めなのが難なぐらい。

*1:ちなみにSPAやお土産屋も同じ構内にある